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2016年11月15日火曜日

リカバリーモードのiPhoneを「復元」または「更新」する方法

リカバリーモードのiPhoneを「復元」または「更新」する
iOSのアップデートを失敗すると、以下の画像のような画面でiPhoneが動かなくなってしまうことがある。このように、「support.apple.com/iphone/restore」と「iTuensのロゴマーク」が表示される状態のことを、「リカバリーモード」と呼ぶ。


iPhoneはリカバリーモードになってしまうと、これ以上操作ができなくなってしまう。リカバリーモードは、「iOSが起動できない状態」にあることを示しており、iPhoneがかなり深刻な状態にあること意味している。

ここでは、リカバリーモードになってしまったiPhoneのiOSを「復元」または、「更新」により元通りに直す方法を解説する。

iOSの「復元」と「更新」とは
iOSをリカバリーモードから元に戻すには、「復元」と「更新」の2つの方法がある。「復元」と「更新」の違いは、
  • 復元: iPhoneのデータを完全に消去して、iOSを修復する方法のこと。iPhoneは購入時の状態に戻ってしまう。
  • 更新: iPhoneのデータは残したまま、iOSを修復する方法のこと。

したがって、iPhone上のデータを残す「更新」から試してみて、もし失敗した場合は「復元」を試してみるのが良い。以下に、両方の方法の説明を記したので、参考にして下さい。

iOSのアップデートに失敗した場合 | iOSの「更新」
iPhoneがリカバリーモードのまま固まってしまったら、iPhoneの「更新」または「復元」を行う必要がある。リカバリーモードのiPhoneをiTunesに接続すると、次のメッセージのウィンドウが開く。

「更新または復元を必要としているiPhone"iPhone"に問題があります。 この問題はiPhoneを更新することで解決する場合があります。設定やコンテンツは保存されます。更新が機能師な場合は、[復元]をクリックする必要があり、これによりすべての設定とコンテンツが消去されます。このコンピューターまたはiCloudにこのiPhoneのバックアップが作成されている場合は、バックアップをiPhone上に復元するよう求められます。」

「復元」を行うとiPhoneが初期化されてしうので、まずは、「更新」によってiOSのアップデートを再開できないか試してみる。「更新」を行うために、「更新」をクリックする。


「iPhoneを更新できない場合は、工場出荷時の設定に復元する必要があります。iPhoneはiOS x.x.xソフトウェアに更新されます。更新はAppleにより検証されます。」と書かれたウィンドウが開くので、「更新」をクリック。


iOSのアップデートが始まる。


iOSのアップデートに失敗した場合 | iPhoneの「復元」
上記のiOSの「更新」を行ってもiOSのアップデートに失敗したら、iPhoneの「復元」を行う必要がある。「復元」を行うと、iPhoneは初期化されデータは消えてしまうので、その点は注意する。データのバックアップがあれば、バックアップ前の状態にまでほぼ復旧することはできる。

iPhoneをiTunesに接続すると、以下のようにウィンドウが開くので、「復元」をクリックする。


「お使いのiPhone"iPhone"を工場出荷時の設定に戻してもよろしいですか?メディアやその他のデータはすべて消去され、最新バージョンのiPhoneがインストールされます。 iTunesは復元をAppleに確認します。このプロセスの完了後、連絡先、カレンダー、テキストメッセージ、およびその他の設定を復元できるかどうかを選択できます。」

と表示されるので、「復元と更新」をクリックする。


復元が開始される。


復元が完了すると、初期化された状態でiOSが起動する。「アップデートが完了しました iPhoneは問題なくアップデートされました。あといくつかの手順で終了です!」と表示されるので、「続ける」をタッチする。


「こんにちは」と表示されるので、「スライドで設定」をスワイプ


「ようこそiPhoneへ」と表示されるので、「さあ、はじめよう!」をスワイプ。


引き続きiPhoneの設定が始まるので、パスコードや指紋認証、Apple IDの設定を行う。

iTunesでバックアップしたデータを復元する
iTunesからデータの復元
iOSを上記の手順で復元してしまうと、iPhoneは初期化されてしまう。バックアップデータからiPhone上にデータを復元することで、データを元に戻すことができる。

以下のように、初期化を実行したiPhoneを接続すると以下のように「新しいiPhoneへようこそ」の画面が表示される。

画面上の「このバックアップから復元」にチェックを入れて「続ける」をクリックすると、データの復元が開始される。


この復元により、iPhone上の連絡先、メールデータ、写真、カレンダー等は完全に復元できた。App StoreからインストールしたAppについては、復元できなかったので再度インストールした。ただし、LINEのトーク履歴の復元はできた。

Appの復元
バックアップから復元後、iPhoneのアプリが待機中となって利用できない状態になっていた。待機中の状態では、タッチしてもアプリは起動しない。


待機中となってしまったアプリはApp Storeから再インストールすることができる。まず、App Storeを開いて一番上に表示されている「購入済み」をタッチする。


すると、iPhoneにインストールしていたアプリが表示される。右の「雲マーク」をタッチすれば、それぞれのアプリを再インストールできる。


「雲マーク」をタッチしたアプリの再インストールが、開始される。


LINEの連絡先とトーク履歴の復元
LINEの連絡先とトーク履歴の復元については、「iPhoneでLINEの連絡先とトーク履歴を復元する方法 | 普段使いのArch Linux」に書いたので、このページを参考にして下さい。


参考:
[1]iPhone、iPad、iPod touch をアップデートまたは復元できない場合 - Apple サポート

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4 件のコメント:

  1. 脱出方法ありがとうございます
    iTunesのバックアップ大事ですね…

    返信削除
    返信
    1. コメントいただき、ありがとうございます。
      特にOSの更新は、バックアップしてから実行して下さい。iCloudでも可能ですが、iTunes上の方が良いと思います。

      今後とも、ご愛読いただければと思います!

      削除
  2. iPhone5sの初期化を行いたいのですが、リカバリーモードから初期化しようとしているんですがなぜか、更新を押しても復元を押してもエラーが出て初期化出来ません。どうすれば良いでしょうか。もし宜しければ教えてください

    返信削除
    返信
    1. レスが遅れ申し訳ありません。
      具体的にどのようなエラーが出ているのか、教えていただけますでしょうか?
      当方では、エラーが出たことがないので、お力になれるかわかりませんが…(汗)

      削除