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2018年11月11日日曜日

IPv6回線の速度測定にオススメする回線速度測定サイト3選

IPv6回線の速度測定
インターネット回線をIPv6化することで、IPv4と比べて回線速度が大幅に速くなる。また、インターネット回線が混雑する夜間であっても、IPv6回線であれば回線速度が遅くなることもない。

しかし、IPv6は回線速度が非常に速いため、回線速度を正確に測定することが難しい。測定サイトによってばらつきがあったり、1つの測定サイトであっても時間帯によってばらつきが出たりする。

そこで、IPv6回線を使って安定して正しい回線速度を測定できるサイトを調べてみた。この記事に、実際にIPv6回線を使って回線速度を測定した結果と、IPv6回線の速度測定にオススメする3つのサイトをまとめたので、IPv6の回線速度測定をする際に参考にしてほしい。


おすすめサイト1|Ookla

最初にオススメするのは、インターネットの回線速度サイトのOokla。世界中幅広く利用されており、「インターネット回線速度の測定と言えばココ」というサイト。

世界中の様々な有志のサーバーが提供されており、近距離のサーバーを見つけられるようになっていたり、無料の会員登録をすることで測定結果の履歴を保存し後から閲覧できるようになっていたり、他のサイトにはないサービスも提供している。

会員登録しなくても利用できるので、誰でも「サイトにアクセスしてワンクリック」で回線速度を測定することができる。

回線速度測定サイト
Speedtest by Ookla - The Global Broadband Speed Test

回線速度の結果

ちなみに、上の結果が、現在使用しているIPv6の回線速度の最速記録、446.19 Mbps。IPv6回線恐ろしいほど速い…

会員登録すると、以下のような測定結果の履歴が確認できる。


基本的には自動的に最適なサーバーが選択されるようになっている。もし、測定結果が想定した速度より遅い場合は「Change Server」からサーバーを変更してみると良い。


その他、測定結果をツイッター等のSNSでシェアしたり、スマホ用の回線速度測定アプリも提供していたりする。

おすすめサイト2|Fast.com

2つめにオススメするサイトは、Fast.com。こちらは「Netflix」が提供するサービス。Fast.comも世界中で利用されているサービス。

サイトにアクセスするだけで自動で回線速度測定が始まるので、非常に簡単に使うことができる。実際に使用してみても、IPv6の高速回線の測定にも問題なく対応していた。ただし、測定によってばらつきが出ることがあるので、何度か測定にトライしてみると正確な値に近づいてくる。

回線速度測定サイト
インターネット回線の速度テスト | Fast.com

回線速度の結果

おすすめサイト3|So-net 回線速度測定サイト

オススメの3つ目は、So-netが提供している回線速度測定サイト。

回線測定専門サイト以外のサイトの中では、良い測定結果が出たサイト。So-netの回線速度測定サイトにアクセスするとIPv6に対応しているかどうかの確認もできる。IPv6の欄が「Supported」と表示されていれば、IPv6接続されている。


やはり、本サイトも測定によってばらつきがあったため、何度か測定をトライして正確な値を確認してほしい。

回線速度測定サイト
速度測定 | v6プラス | So-net (ソネット)

回線速度の結果

その他の回線速度測定サイト
上記のオススメの3サイト以外の回線速度測定サイトでも、回線速度測定を試してみたのでその結果を載せておく。

色んなサイトを試してみたが、上記の3サイト以外については、IPv6の高速な回線速度が計測できなかったり、測定値にばらつきがあったりした。

IPv6接続は回線速度が非常に速いため、測定サーバーが十分な処理能力を用意していなかったり、測定サーバーで用意している回線の速度が十分でなかったりする場合は、回線速度測定が正確に出来ない。

IIJmio IPv6スピードテスト(β)
インターネットの回線事業者である、インターネットイニシアティブ(IIJ)が運営する回線速度サイト。IIJはIPv6サービスを早くから提供しており、コアなユーザーがIIJのインターネット回線を使用していることが多い。

IIJより回線速度測定サービスが提供されていたので、測定を試してみた。しかし、IPv6の高速な回線速度は測定できず、低速な測定結果しか得られなかった。

回線速度測定サイト
IIJmio IPv6スピードテスト

回線速度の結果

BNR スピードテスト 回線速度/通信速度 測定
古くから存在する、インターネットの回線速度測定サイト。今回の検証では、BNRスピードテストのサイトでも、低速な測定結果しか得られなかった。また、このサイトでの測定には、Flash Playerが必要。

回線速度測定サイト
BNR スピードテスト 回線速度/通信速度 測定

回線速度の結果

Google回線速度測定サイト(Measurement Lab)
Googleの検索ページから直接、インターネット回線の速度を測定できるようになっている。測定サービス自体は、Measurement Labという会社が提供している。

測定方法は簡単だが、低速な測定値しか得られなかった。

Googleの回線測定サイトにアクセスするには、「speed test」というキーワードでGoogle検索すればよい。以下のようにトップページに、測定用のページが表示されるので、「速度テストを実行」をクリック。


回線速度測定サイト
speed test - Google 検索

回線速度の結果

USEN
Google検索で「回線速度測定」という検索キーワードで上位にヒットした、USENのインターネット回線測定の測定サイト。

このサイトも、BNR スピードテストサイトと同様に、測定のためにFlash Playerが必要。測定結果は、IPv6回線を使用しているのに非常に低速な結果。信頼性は高くない。

回線速度測定サイト
スピードテスト | 回線速度・通信速度測定

回線速度の結果

RBB SPEED TEST
RBB SPEED TESTでは、回線速度が測定できるだけではなく、他の人の測定結果も確認することができる。 RBB SPEED TEST内で測定された結果に基づいて、回線速度のランキングも公開されている。ランキングは、インターネットの回線別であったり、スマホの種類別のランキングであったり様々なランキングを見ることができる。


ただし、RBB SPEED TESTのサイトで回線速度測定をするには、JAVAがインストールされている必要がある。セキュリティのリスクとなるため、JAVAをインストールしていなかったりブラウザ上で無効にしていたりする人は、RBB SPEED TESTサイトでは速度測定できない。

ランキングの内容は面白いのに、JAVAが必要という点が非常に残念。世間ではJAVAを使うインターネットコンテンツ廃止されている流れなので、JAVAフリーなコンテンツになることを期待。

回線速度測定サイト
RBB SPEED TEST | 回線速度・通信速度測定サイト

回線速度の結果
・JAVA環境が無かったため、測定は実施しなかった。


参考:

[1]【BIGLOBE光】夜間にIPv6は遅くなる?混雑時の回線速度測定結果 | 普段使いのArch Linux

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2 件のコメント:

  1. ooklaはipv6非対応かと思います。

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    返信
    1. コメントいただき、ありがとうございます。
      おっしゃる通り、OoklaのスピードテストはIPoE(IPv6ネイティブ)接続による速度を測定していません。実際には、IPv4/IPv6デュアルスタック状態での速度を測定していることになると思います(https://help.speedtest.net/hc/en-us/articles/360038679514-Does-Speedtest-support-IPv6-)。

      しかしながら、現在のインターネット環境ではIPv6ネイティブのサーバーはまだ少なく、多くの場合IPv4/IPv6デュアルスタック接続されています。したがって、クライアント側でIPv6対応したとしても、実際にはIPv6ネイティブな接続は少ない状況だと思います。

      このような状況では、IPv4/IPv6デュアルスタックの接続速度を測定した方が実用的とも言えます。また、IPv4/IPv6デュアルスタックの接続であっても、IPv6の高速化の恩恵を受けることはできますので、一概に「Ooklaの測定だと、IPv6の高速化の効果が評価できない」とも言えません。

      実際に当サイトで、Ooklaのスピードテストを使って、IPv6とIPv4接続の速度を比較してみた検証記事も書いておりますので、ご参考いただければ幸いです。この検証記事では、Ooklaの測定を使って、クライアント側でIPv6接続とIPv4接続を切り替えて、接続速度の違いを確認しています。

      【BIGLOBE光】IPv6接続とIPv4接続の回線速度の比較 - 普段使いのArchLinux (https://www.archlinux.site/2018/09/biglobeipv6ipv4.html)

      インターネットの接続速度は様々なボトルネックとなる要因がありますので、「何をもって真の速度が評価できたと言えるか?」は、難しい問題ですね。

      削除