2013年10月14日月曜日

VLCのアップデートで再生時にノイズが発生 (noise when upgraded vlc, 2.1.0-2 -> 2.1.0-3)

昨日のアップデートでVLCの再生時に音声が再生されず、ノイズが出るようになった。VLCのバージョンがvlc-2.0.5の時に似た問題があったらしいが[1]、今回のバーションは2.1.0でノイズが出る問題は報告されていない。今回のアップデートでの問題は、VLCの音声の設定で出力モジュールを変更したら解決した。

方法
VLCの「設定」→「オーディオ」→「出力モジュール」でALSAから「Pulseaudio出力」に変更。これで、正常に音声が再生されるようになった。同じ時期にgnome3.10へのアップデートもあったので、それが原因であった可能性もある。




参考:
[1] [solved] vlc has a lot of noise when playing wmv

2013年10月3日木曜日

firefoxでスクロール時に黒いブロックが出る (Small black box corruption in firefox) (2)

先日、"firefoxでスクロール時に黒いブロックが出る (Small black box corruption in firefox) [1]"ときの、対策を書いた。その内容に関して追記。解決策として、以下2つを挙げた。

1. SNAの代わりにUXAを使う。[2], [3]
2. ビデオドライバ(xf86-video-intel)をgitのバージョンにする。[3]

それぞれの策に問題点等見つかったので、その内容についての紹介。

解決策1
SNAを切ると、ビデオドライバの設定で有効にしているティアリングを防ぐオプションが無効になってしまう。このオプションは以下のようにTearFreeで設定している。

/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf
Section "Device"
   Identifier  "Intel Graphics"
   Driver      "intel"
   Option      "AccelMethod"  "sna"
   Option      "TearFree"  "true"
EndSection


動画再生中にティアリングが起きてしまうので、このオプションをつけていた。SNAからUXAに切り替えたことで、TearFreeが無効になってしまうことに気づき、結局、UXAに切り替えない方法を模索した。

解決策2
解決策2は、SNAを有効にしたままxf86-video-intelをgitバージョンにするものであった。この方法を試したところ、黒いブロックは消えたように思えた。しかし、ウィンドウのバーにノイズっぽく横線が入ったり、一部のページでは黒いブロックが出現することがわかった。

結局のところ現在は、初期の状態に戻してしまった。すなわち、ビデオドライバはgitバージョンから公式バージョンに。また、ビデオドライバのオプションはSNAを有効にしている。この状態だと、また、黒いブロックとウィンドウのタイトルバーに横線は入ってしまう。時間が経てば治るだろうか。


参考:
[1]http://archlinux-blogger.blogspot.jp/2013/09/firefox-small-black-box-corruption-in.html
[2]https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=68410
[3]https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=169449