以前のエントリー[1]の続き。いつの間にか、firefoxの黒いブロック問題は解決していた。特に気にしていなかったので、黒いブロックがいつ出現しなくなったのかは不明。いつの間にか、ウィンドウのタイトルバーの横線も、スクロール時の黒いブロックも出なくなっている。
しかし、thunderbirdでも、スクロール時に黒いブロックが出ることがあることに新たに気づいた。この問題については、未だに解決していない。黒いブロック問題は、intel driverの問題ではなく、firefoxの問題で、firefoxのアップデートをした際に、解決したのだろうか。thunderbirdの黒いブロックも、時間が経ってアップデートで治ることに期待。
2013年11月17日日曜日
mixxxのMIDI learning wizardでbuttonがアサインできないバグ (cant assing MIDI controller buttons in mixxx learning wizard)
mixxxには、MIDIコントローラのキーをアサインするためのウィザードがあるが、そのウィザードでボタンのアサインができないバグある。このバグはすでに報告済みでmixxx 1.11.1で修正される予定らしい。[1]
参考:
[1] [midi learn] buttons not working
修正方法
症状は単純なので、手作業で修正すればボタンのアサインはできる。learning wizardで生成したxmlファイル(~/.mixxx/controllers/以下に存在)中の、buttonにアサインしたいエントリーを探して、以下のように<normal/>部分を<button/>へ変更。<control> <group>[Channel1]</group> <key>play</key> <status>0xB0</status> <midino>0x1A</midino> <options> - <normal/> + <button/> </options> </control>これで、MIDIコントローラのボタンが機能するようになる。
参考:
[1] [midi learn] buttons not working
firefoxでjava pluginを有効にする (install java plugin in firefox)
Arch Linuxのfirefoxでjavaプラグインを有効にするための設定。インストールできたかの確認は,javaバージョン確認のページでできる。ただし、IcedTeaの場合は,バージョン表示はされなかった気がする。
Oracleのプロプライエタリjreを使うか、オープンソースなjavaを使うかの二通りがある。現在は、oracleを使っている。
firefoxを起動して、アドオンにjavaが追加されていれば成功。「常に有効にする」に設定する。
javaの設定などは、アクティビティからjavaを選んで起動すれば、javaコントロールパネルが表示される。セキュリティの設定からfirefoxでjavaの使用の許可をするサイトを追加できる。
OpenJDKをインストール。
IcedTeaをインストール。
firefoxのアドオンを確認して,「常に有効にする」に設定する.その他の設定は不要で、firefoxでjava pluginを使えるようになる。
参考:
[1]Browser Plugins - ArchWiki - Arch Linux
[2]IcedTea
[3]javaバージョン確認のページ
Oracleのプロプライエタリjreを使うか、オープンソースなjavaを使うかの二通りがある。現在は、oracleを使っている。
Oracleのjreを使う
jreをAURからインストールする。jreだけで済むのでこちらのほうが簡単。$ yaourt -S jre
firefoxを起動して、アドオンにjavaが追加されていれば成功。「常に有効にする」に設定する。
javaの設定などは、アクティビティからjavaを選んで起動すれば、javaコントロールパネルが表示される。セキュリティの設定からfirefoxでjavaの使用の許可をするサイトを追加できる。
オープンソースなjavaを使う方法
オープンソースのjavaプラグインを有効にするためには、IcedTeaをインストールすればよい。ただし、事前にOpenJDK(Open Java Development Kit)をインストールしておくこと。[1]OpenJDKをインストール。
# pacman -S jdk7-openjdk jre7-openjdk-headless
IcedTeaをインストール。
# pacman -S icedtea-web-java7
firefoxのアドオンを確認して,「常に有効にする」に設定する.その他の設定は不要で、firefoxでjava pluginを使えるようになる。
参考:
[1]Browser Plugins - ArchWiki - Arch Linux
[2]IcedTea
[3]javaバージョン確認のページ
2013年11月8日金曜日
KORG nanoKONTROL, nanoPADをMixxxやHydrogenで使う (KORG nanoKONTROL, nanoPAD for Mixxx and Hydrogen)
MIDIデバイスをMixxxやHydrogenで使うときの設定。
*ただし、systemdを使っていると、audioグループへの追加は注意が必要かもしれない。[2]によると、"For example, the audio group will break fast user switching and allows applications to block software mixing. "らしい。今のところ、不具合はないので、audioグループに追加しておく。
MIDIデバイスをUSB接続して認識されているか確認。
参考:
[1] [solved]Arch linux mixxx 1.10.1 x64 and Stanton scs.3D midi controller
[2] Users and Groups
audioグループにユーザーを追加とデバイスの接続確認
MIDIデバイスを使うために、ユーザーをaudioグループに追加する必要がある。[1]# usermod -G -a audio username
*ただし、systemdを使っていると、audioグループへの追加は注意が必要かもしれない。[2]によると、"For example, the audio group will break fast user switching and allows applications to block software mixing. "らしい。今のところ、不具合はないので、audioグループに追加しておく。
MIDIデバイスをUSB接続して認識されているか確認。
$ ls -l /dev/midi? crw-rw----+ 1 root audio 14, 18 11月 8 00:56 /dev/midi1 crw-rw----+ 1 root audio 14, 34 11月 8 00:56 /dev/midi2
$ lsusb ... Bus 003 Device 004: ID 0944:010e KORG, Inc. nanoPAD pad controller Bus 003 Device 005: ID 0944:010f KORG, Inc. nanoKONTROL studio controller ...
ソフトフェアからデバイスを選択
これで、音楽ソフトフェアに認識されるので、あとはソフトフェアからデバイスを選択。参考:
[1] [solved]Arch linux mixxx 1.10.1 x64 and Stanton scs.3D midi controller
[2] Users and Groups
2013年11月3日日曜日
Nautilusのウィンドウ位置の設定 (Configurations of Nautilus window position)
GNOMEのファイルマネージャである、Nautilusのウィンドウ位置の設定について。デュアルディスプレイを使っていて、片方のディスプレイを使っていない時がある。この時、Nautilusのウィンドウが使っていないディスプレイ上に起動してしまい、使っていないディスプレイの電源を付けないとウィンドウを操作できない。デフォルトで、常用のディスプレイ上でNautilusが起動するようにしたい。
org.gnome.nautilus.window-stateへ移動。geometryの値を変更でウィンドウ位置を設定できる。ネット上ではgconf-editorで設定する方法があるが、自分の環境ではgconf-editor上では設定できなかった。[1]
参考:
[1]How to make Nautilus remember the windows position? [duplicate]
Nautilusのディスプレイ位置の設定方法
dconf-editorを起動。$ dconf-editor
org.gnome.nautilus.window-stateへ移動。geometryの値を変更でウィンドウ位置を設定できる。ネット上ではgconf-editorで設定する方法があるが、自分の環境ではgconf-editor上では設定できなかった。[1]
参考:
[1]How to make Nautilus remember the windows position? [duplicate]
2013年10月14日月曜日
VLCのアップデートで再生時にノイズが発生 (noise when upgraded vlc, 2.1.0-2 -> 2.1.0-3)
昨日のアップデートでVLCの再生時に音声が再生されず、ノイズが出るようになった。VLCのバージョンがvlc-2.0.5の時に似た問題があったらしいが[1]、今回のバーションは2.1.0でノイズが出る問題は報告されていない。今回のアップデートでの問題は、VLCの音声の設定で出力モジュールを変更したら解決した。
参考:
[1] [solved] vlc has a lot of noise when playing wmv
方法
VLCの「設定」→「オーディオ」→「出力モジュール」でALSAから「Pulseaudio出力」に変更。これで、正常に音声が再生されるようになった。同じ時期にgnome3.10へのアップデートもあったので、それが原因であった可能性もある。参考:
[1] [solved] vlc has a lot of noise when playing wmv
2013年10月3日木曜日
firefoxでスクロール時に黒いブロックが出る (Small black box corruption in firefox) (2)
先日、"firefoxでスクロール時に黒いブロックが出る (Small black box corruption in firefox) [1]"ときの、対策を書いた。その内容に関して追記。解決策として、以下2つを挙げた。
1. SNAの代わりにUXAを使う。[2], [3]
2. ビデオドライバ(xf86-video-intel)をgitのバージョンにする。[3]
それぞれの策に問題点等見つかったので、その内容についての紹介。
/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf
動画再生中にティアリングが起きてしまうので、このオプションをつけていた。SNAからUXAに切り替えたことで、TearFreeが無効になってしまうことに気づき、結局、UXAに切り替えない方法を模索した。
結局のところ現在は、初期の状態に戻してしまった。すなわち、ビデオドライバはgitバージョンから公式バージョンに。また、ビデオドライバのオプションはSNAを有効にしている。この状態だと、また、黒いブロックとウィンドウのタイトルバーに横線は入ってしまう。時間が経てば治るだろうか。
参考:
[1]http://archlinux-blogger.blogspot.jp/2013/09/firefox-small-black-box-corruption-in.html
[2]https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=68410
[3]https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=169449
1. SNAの代わりにUXAを使う。[2], [3]
2. ビデオドライバ(xf86-video-intel)をgitのバージョンにする。[3]
それぞれの策に問題点等見つかったので、その内容についての紹介。
解決策1
SNAを切ると、ビデオドライバの設定で有効にしているティアリングを防ぐオプションが無効になってしまう。このオプションは以下のようにTearFreeで設定している。/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf
Section "Device" Identifier "Intel Graphics" Driver "intel" Option "AccelMethod" "sna" Option "TearFree" "true" EndSection
動画再生中にティアリングが起きてしまうので、このオプションをつけていた。SNAからUXAに切り替えたことで、TearFreeが無効になってしまうことに気づき、結局、UXAに切り替えない方法を模索した。
解決策2
解決策2は、SNAを有効にしたままxf86-video-intelをgitバージョンにするものであった。この方法を試したところ、黒いブロックは消えたように思えた。しかし、ウィンドウのバーにノイズっぽく横線が入ったり、一部のページでは黒いブロックが出現することがわかった。結局のところ現在は、初期の状態に戻してしまった。すなわち、ビデオドライバはgitバージョンから公式バージョンに。また、ビデオドライバのオプションはSNAを有効にしている。この状態だと、また、黒いブロックとウィンドウのタイトルバーに横線は入ってしまう。時間が経てば治るだろうか。
参考:
[1]http://archlinux-blogger.blogspot.jp/2013/09/firefox-small-black-box-corruption-in.html
[2]https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=68410
[3]https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=169449
2013年9月23日月曜日
firefoxでスクロール時に黒いブロックが出る (Small black box corruption in firefox) (1)
*2013/10/03の記事で内容を追記しました。そちらも参照ください。
以前から、firefoxで画面をスクロールすると黒い小さなブロックが出るようになった。それほど気にならなかったので放置していた。アップデートでそのうち良くなるかと思っていたが、しばらくしても改善されないので、調べてみた。
Ivy Bridgeのドライバ関連の問題らしい。Intel Graphicsを使ってSNA (Sandybridge's New Acceleration)[1]を使っていると現れる。解決策は2つ。
1. SNAの代わりにUXAを使う。[2], [3]
2. ビデオドライバ(xf86-video-intel)をgitのバージョンにする。[3]
構成は、
MB: P8Z77-M PRO
CPU: i7-3770S
intel-dri 9.2.0-2
libva-intel-driver 1.2.0-1
xf86-video-intel 2.21.15-1
firefox 24.0-1
firefox-i18n-ja 24.0-1
以下、設定ファイルの内容。
/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf (SNA使用時):
/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf (UXAに切り替える):
SNAはUXAより、高速な動作をサポートする。UXAは安定版。できれば、SNAを使いたいところ。今後進展があればSNAに戻したい。
参考:
[1]https://wiki.archlinux.org/index.php/Intel_Graphics#Choose_acceleration_method
[2]https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=68410
[3]https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=169449
以前から、firefoxで画面をスクロールすると黒い小さなブロックが出るようになった。それほど気にならなかったので放置していた。アップデートでそのうち良くなるかと思っていたが、しばらくしても改善されないので、調べてみた。
Ivy Bridgeのドライバ関連の問題らしい。Intel Graphicsを使ってSNA (Sandybridge's New Acceleration)[1]を使っていると現れる。解決策は2つ。
1. SNAの代わりにUXAを使う。[2], [3]
2. ビデオドライバ(xf86-video-intel)をgitのバージョンにする。[3]
解決策1
SNAの代わりの、UXA (Unified Acceleration Architecture)を使えば黒いブロックはでなくなる。構成は、
MB: P8Z77-M PRO
CPU: i7-3770S
intel-dri 9.2.0-2
libva-intel-driver 1.2.0-1
xf86-video-intel 2.21.15-1
firefox 24.0-1
firefox-i18n-ja 24.0-1
以下、設定ファイルの内容。
/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf (SNA使用時):
Section "Device" Identifier "Intel Graphics" Driver "intel" Option "AccelMethod" "sna" Option "TearFree" "true" EndSection
/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf (UXAに切り替える):
Section "Device" Identifier "Intel Graphics" Driver "intel" Option "AccelMethod" "uxa" Option "TearFree" "true" EndSection
SNAはUXAより、高速な動作をサポートする。UXAは安定版。できれば、SNAを使いたいところ。今後進展があればSNAに戻したい。
解決策2
こちらは、未検証。AURからインストールすれば良いはず。$ yaourt -S xf86-video-intel-git
参考:
[1]https://wiki.archlinux.org/index.php/Intel_Graphics#Choose_acceleration_method
[2]https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=68410
[3]https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=169449
bansheeが起動時にクラッシュする ([mono][banshee] SIGSEGV while executing native code, banshee crashes at startup)
ソフトフェアをアップデート後にbansheeが起動できなくなった。以下のエラーが出る。monoの不具合らしい。bansheeはarchlinuxで使っている音楽再生ソフト。時々、この手の問題が起きるのでソフトフェアアップデートには、ハラハラさせられる。以前は、dbus(gconf)の問題[1]だったけど、今回はmonoの問題。
この問題は報告済みで、このバグの修正patchが出ている[2]。patchをあててあるmonoは、mono-gitとしてつい先日AURに投稿された (Saturday, 21 September 2013, 12:33 GMT)。以下、インストール。
念の為、rebootしてbansheeを起動する。crashすることなく起動できた。
参考:
[1]https://bugs.archlinux.org/task/32927
[2]https://bugs.archlinux.org/task/36956?project=1
... at System.AppDomain.ExecuteAssembly (string) <0x0001c> at (wrapper remoting-invoke-with-check) System.AppDomain.ExecuteAssembly (string) <0xffffffff> at Booter.Booter.BootClient (string) <0x00092> at Booter.Booter.Main () <0x001e3> at (wrapper runtime-invoke) object.runtime_invoke_void (object,intptr,intptr,intptr) <0xffffffff> Native stacktrace: banshee() [0x4b2f41] banshee() [0x509a2b] banshee() [0x422752] /usr/lib/libpthread.so.0(+0xf870) [0x7f900d7a0870] banshee() [0x5f6f1d] banshee() [0x5d3b0f] banshee() [0x5d98ce] banshee() [0x5d9d89] banshee() [0x5ef779] banshee() [0x5ef834] banshee(mono_object_clone+0x26) [0x5b1fb6] [0x40d3b066] Debug info from gdb: ================================================================= Got a SIGSEGV while executing native code. This usually indicates a fatal error in the mono runtime or one of the native libraries used by your application. ================================================================= [1]+ Aborted (core dumped) banshee
この問題は報告済みで、このバグの修正patchが出ている[2]。patchをあててあるmonoは、mono-gitとしてつい先日AURに投稿された (Saturday, 21 September 2013, 12:33 GMT)。以下、インストール。
$ yaourt -S mono-git
念の為、rebootしてbansheeを起動する。crashすることなく起動できた。
参考:
[1]https://bugs.archlinux.org/task/32927
[2]https://bugs.archlinux.org/task/36956?project=1
2013年8月21日水曜日
Arch Linuxで日本語フォントをきれいに表示 | フォントのインストール・見やすく表示する設定
きれいに日本語フォントを表示するための設定
Linuxを使っていると、日本語フォントがきれいに表示されなくて、困ることがある。OSは良くても日本語の表示が読みづらいだけで、Linuxを使う気が失せてしまう。日本語の表示が見にくいだけで、Linuxを使うことを諦めてしまうのは、もったいない。そこで、Linux上で日本語フォントをきれいに表示する方法についてまとめたので、Linux上の日本語フォントがきれいに表示されずに困っている方は、この記事の方法を試してみてほしい。
Arch Linuxの場合
アプリケーションやデスクトップ環境によって異なるが、Arch Linuxの場合デフォルトの設定のままだと、以下の画像のように日本語フォントの表示がギザギザして、非常に見にくい場合がある。日本語フォントの表示がこのままでは、さすがに使っていられないので、日本語フォントをきれいに表示するために、設定を行う。日本語フォントを、きれいに表示するための重要なポイントは、以下の2つ。
- 設定1: ビットマップフォントとヒンティングの無効化
- 設定2: フォントの選択
openlogos-archupdate.ttfをABSでインストール
*2014/12/7追記
ttf-openlogos-archupdateパッケージは、2014-04-09 15:07にAURにアップロードされており、yaourtからインストール可能。yaourtからインストールしたパッケージでも問題なくうごいているので、ttf-openlogos-archupdateはABSでインストールする必要はない。ただし、http://www.tetonedge.net/code/conky/fonts/openlogos-archupdate.ttfは、まだ生きているようなので、以下の手順でもインストールできるはず。http://www.tetonedge.net/を運営しているTucker Familyに感謝。
*2014/12/7追記ここまで
ABSを使ってフォントをインストールすることで、pacmanで管理できる。
ABSを使わない場合は、~/.fonts/以下にフォントファイルを保存。
以下、ABSでインストールする方法。
ABSを使うためのabsパッケージをpacmanからインストール。
absツリーをサーバーと同期する。absツリーをダウンロードすると、/var/abs/以下にパッケージのPKGBUILDファイルが保存される。
作業用のディレクトリを作成
ttf-arphic-umingのPKGBUILDをコピーして、これをもとにPKGBUILDを作成。
以下、PKGBUILDの内容。
ここで、sha1sumsは、sourceの行を記入した後
を作業ディレクトリで実行することで得られる。また、sourceがtar.gz形式じゃない場合は、noextract=()でダウンロードファイルを展開しないように指定。
$srcdirと$pkgdirは作業ディレクトリのパスが入るらしい(?)
次に、作業ディレクトリにinstallファイルを作成。以下、installの内容。
準備完了。あとは、パッケージ化とインストール。
これで、/usr/share/fonts/TTF/にopenlogos-archupdate.ttfが入る。このフォントをconkyで使うとこんな感じ。
参考:
https://wiki.archlinux.org/index.php/PKGBUILD
https://wiki.archlinux.org/index.php/Arch_Build_System
ttf-openlogos-archupdateパッケージは、2014-04-09 15:07にAURにアップロードされており、yaourtからインストール可能。yaourtからインストールしたパッケージでも問題なくうごいているので、ttf-openlogos-archupdateはABSでインストールする必要はない。ただし、http://www.tetonedge.net/code/conky/fonts/openlogos-archupdate.ttfは、まだ生きているようなので、以下の手順でもインストールできるはず。http://www.tetonedge.net/を運営しているTucker Familyに感謝。
*2014/12/7追記ここまで
ABSを使ってフォントをインストールすることで、pacmanで管理できる。
ABSを使わない場合は、~/.fonts/以下にフォントファイルを保存。
以下、ABSでインストールする方法。
ABSを使うためのabsパッケージをpacmanからインストール。
# pacman -S abs
absツリーをサーバーと同期する。absツリーをダウンロードすると、/var/abs/以下にパッケージのPKGBUILDファイルが保存される。
# abs
作業用のディレクトリを作成
$ mkdir -p $HOME/abs/ttf-openlogos-archupdate
ttf-arphic-umingのPKGBUILDをコピーして、これをもとにPKGBUILDを作成。
以下、PKGBUILDの内容。
pkgname=ttf-openlogos-archupdate pkgver=1.0 pkgrel=1 pkgdesc='Openlogos (archupdate)' url='http://www.tetonedge.net/code/conky/fonts/' license=('custom') arch=('any') depends=('fontconfig' 'xorg-font-utils') source=("http://www.tetonedge.net/code/conky/fonts/openlogos-archupdate.ttf") noextract=("openlogos-archupdate.ttf") sha1sums=('956f819e30621eabcd59d34ab1ed1acc9e7ff361') install=install package() { cd "${srcdir}" install -Dm644 openlogos-archupdate.ttf "${pkgdir}"/usr/share/fonts/TTF/openlogos-archupdate.ttf }
ここで、sha1sumsは、sourceの行を記入した後
$ makepkg -g
を作業ディレクトリで実行することで得られる。また、sourceがtar.gz形式じゃない場合は、noextract=()でダウンロードファイルを展開しないように指定。
$srcdirと$pkgdirは作業ディレクトリのパスが入るらしい(?)
次に、作業ディレクトリにinstallファイルを作成。以下、installの内容。
post_install() { echo -n "Updating font cache... " fc-cache -f > /dev/null mkfontscale /usr/share/fonts/TTF mkfontdir /usr/share/fonts/TTF echo "done." } post_upgrade() { post_install $1 } post_remove() { post_install $1 }
準備完了。あとは、パッケージ化とインストール。
$ makepkg -s $ sudo pacman -U ttf-openlogos-archupdate-1.0-1-any.pkg.tar.xz
これで、/usr/share/fonts/TTF/にopenlogos-archupdate.ttfが入る。このフォントをconkyで使うとこんな感じ。
参考:
https://wiki.archlinux.org/index.php/PKGBUILD
https://wiki.archlinux.org/index.php/Arch_Build_System