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2020年4月29日水曜日

Arch Linuxでgconfとpygtkをアンインストールする方法

Arch Linuxでgconfとpygtkをアンインストール
AURのパッケージをaurmanからアップデートしようとしたところ、今までインストールされていなかったパッケージが追加でインストールされるメッセージが出てきた。

このような場合は、今まで使っていたパッケージが公式リポジトリからAURへ移動しており、そのリポジトリの移動に伴って追加のパッケージインストールが発生するケースが多い。

公式リポジトリからAURへ移動したパッケージは、他のパッケージから必要とされなくなっていることがほとんどなので、多くの場合アンインストールしてしまって問題ない。

今回のケースも、gconfとpygtkがAURに移動しておりaurmanのアップデート対象パッケージとなっていたが、必要ないパッケージとなっていたのでアンインストールすることとした。


2019年11月23日土曜日

Arch Linuxでaurmanが使えなくなった時の対処法

Arch Linuxでaurmanが使えなくなった時の対処法
パッケージアップデートをしてた後に、aurmanが使えなくなっていた。調べてみたら、aurmanを再インストールすれば解決することが分かった。

この記事では、パッケージアップデート後のaurmanのエラーの症状と、その解決方法についてまとめておく。


2019年10月21日月曜日

Arch LinuxでQt 4.xをアンインストールする

Arch LinuxでQt 4.xをアンインストール
少し前になるが、Qt 4.xのパッケージがAURに移動された。Qt 5.xが開発されたため、Qt 4.xを必要とするパッケージはほとんど無いためアンインストールすることにした。

Qt 4.xをアンインストールすることにした経緯について説明しておく。以前、AURパッケージをアップデートした時に、異様に時間がかかることに気が付き、この原因となっているのがQt 4.xのアップデートであることに気がついた。
(AURのパッケージをインストールしたりアップデートしたりすると、多くのパッケージがソースからビルドするようになっている。したがって、Qtパッケージのような巨大なパッケージだと、アップデートにとても時間がかかる。)

AURパッケージのアップデートで、毎回こんなに時間を取られてしまうと、面倒なのでいっそのことQt 4.xパッケージをアンインストールすることにした。この記事では、Qt 4.xのアンインストール方法についてまとめておく。


2018年8月18日土曜日

開発停止されたyaourt, packerをアンインストールして代替のAURヘルパーに移行する方法

AURヘルパーのyaourt, packerは開発停止されている
これまでArch LinuxのAURヘルパーとしてyaourtやpackerを使ってきたが、いずれのヘルパーも開発が停止されている。最近は、yaourtやpackerは時代遅れで、他の新しいAURヘルパーが使われるようになっているらしい。

気づいたきっかけは、pacmanのパッケージアップデートで以下のようなエラーが出たため。
# pacman -Syu

:: Synchronizing package databases...
 core                                 131.7 KiB   450K/s 00:00 [##################################] 100%
 extra                               1686.6 KiB   725K/s 00:02 [##################################] 100%
 community                              4.4 MiB  2.47M/s 00:02 [##################################] 100%
 archlinuxfr is up to date
:: Starting full system upgrade...
warning: packer: local (20150808-1) is newer than community (1.2.5-1)
resolving dependencies...
looking for conflicting packages...
...

これまで使ってきたpackerはAURからインストールしたパッケージ。「packer: local (20150808-1) is newer than community (1.2.5-1)」というエラーを最初に見た時は、packerがArch Linux公式のcommunityリポジトリに登録されたのかと勘違いした。

communityリポジトリに登録されたpackerに切り替えようと思い、下調べしてみるとどうやらcommunityに登録されたpackerはAURヘルパーではない、全く別のソフトウェアだった。

pacmanのパッケージアップデートで、同じように「packer: local (20150808-1) is newer than community (1.2.5-1)」のエラーが出ている人は勘違いしないでほしい。


AURヘルパーaurmanのインストール方法と使い方

AURヘルパーaurmanのインストール方法と使い方
これまでArch LinuxのAURヘルパーとしてyaourtやpackerを使ってきたが、どちらのヘルパーも開発停止されている(ちなみに、pacaurも開発中止)。そこで、現在も開発が継続されている新しいAURヘルパーのaurmanをインストールすることにした。

aurmanのインストール方法の紹介の前に、aurmanの特徴をまとめておく。
  • pacmanと同じオプション、似た文法で使える。
  • パッケージの依存関係やコンフリクトの確認を行える。また、パッケージの分割もできる。
  • AURパッケージの検索が行える。
  • AURパッケージのビルドの前に、PKGBUILDファイルの確認と編集ができる。

この記事に、aurmanのインストール方法と簡単な使い方をまとめておく。


2015年1月10日土曜日

packerの使い方 | Arch Linux, packer, AUR, パッケージ管理

packerを使って、AUR(Arch User Repository)パッケージを管理する方法。基本的にはpacman, yaourtと同じオプションを使っているので、ほとんど使い方には困らないと思う。packerと比較してみると、yaourtよりパッケージの検索が早い気がする。

packerのインストール
まず、/etc/pacman.confファイルの、最後の方に以下の3行を追加する。
# vim /etc/pacman.conf

...
[archlinuxfr]
SigLevel = Never
Server = http://repo.archlinux.fr/$arch

追加したら、以下のコマンドを実行して、pacmanのデータベースを更新する。
# pacman -Syy

データベースの更新ができたら、packerをインストールする。多少手間だが、以下の手順でインストールできる。まず、packerのビルドに必要なパッケージをインストールする。
# pacman -S wget git expac jshon

packerのパッケージをビルドするディレクトリを作成し移動する。
$ mkdir ~/packer
$ cd ~/packer

ソースをAURからダウンロードして、ファイル名を変更する。
# wget https://aur.archlinux.org/cgit/aur.git/plain/PKGBUILD?h=packer
$ mv PKGBUILD\?h\=packer PKGBUILD

ソースをビルドする。
$ makepkg

pacmanからインストールする。
# pacman -U packer-20150808-1-any.pkg.tar.xz

インストールに使ったファイルは不要なので、削除する。
$ cd ../
# rm -dR packer

packerでよく使うオプション
packerとyaourtのオプションで違うのが、パッケージ更新のオプション。yaourtでパッケージを更新するときは-Syuaだけど、packerの場合は-Syuでよい。packerはpacmanと同じ-Syuオプションでパッケージを更新できる。

yaourtと同じように、packerも一般ユーザでコマンドを実行する。管理者権限が必要な場合は、コマンド実行中にパスワードを聞かれる。また、パッケージの削除(-R)、インストールしたパッケージへのクエリ(-Q)はpackerからできないので、pacmanで行う。以下、packerでよく使うオプションを一応あげておく。

2014年12月7日日曜日

yaourtの使い方 | Arch Linux, yaourt, AUR, オプション, パッケージ管理

Arch LinuxにはArch User Repository (AUR, 公式リポジトリに登録されていない様々なパッケージが登録されているリポジトリ) というリポジトリが存在する。yaourtを使えばこのリポジトリに登録されているパッケージをインストールすることができる。例えば、日本語入力ソフトのmozcはAURからインストールする必要がある。公式リポジトリではないので、インストールできても動かないなど、問題を抱えているパッケージもあり、不具合がないか注意して使う必要はある。

yaourtの使い方は、pacmanと似ているので、pacmanさえ使えるようになれば、yaourtも同じ感覚で使える。ただし、yaourtはソースからビルドするので、PKGBUILDファイルの編集が加わることもある。あと、yaourtは基本一般ユーザの権限で利用する。root権限で使うことはほぼ無いので注意。一般ユーザで実行した後、パッケージのインストール直前で管理者パスワードを求められて入力する流れになる。

AURのパッケージを管理するツールとして、packerとかもあったりする。yaourt以外のツールも候補にして、使いやすさなど調べてみても良いかも。現在、自分はpackerの方を使っている。packerの使い方はこの記事にまとめてある。

2013年8月21日水曜日

openlogos-archupdate.ttfをABSでインストール

*2014/12/7追記
ttf-openlogos-archupdateパッケージは、2014-04-09 15:07にAURにアップロードされており、yaourtからインストール可能。yaourtからインストールしたパッケージでも問題なくうごいているので、ttf-openlogos-archupdateはABSでインストールする必要はない。ただし、http://www.tetonedge.net/code/conky/fonts/openlogos-archupdate.ttfは、まだ生きているようなので、以下の手順でもインストールできるはず。http://www.tetonedge.net/を運営しているTucker Familyに感謝。
*2014/12/7追記ここまで

ABSを使ってフォントをインストールすることで、pacmanで管理できる。
ABSを使わない場合は、~/.fonts/以下にフォントファイルを保存。


以下、ABSでインストールする方法。

ABSを使うためのabsパッケージをpacmanからインストール。
# pacman -S abs

absツリーをサーバーと同期する。absツリーをダウンロードすると、/var/abs/以下にパッケージのPKGBUILDファイルが保存される。
# abs


作業用のディレクトリを作成

$ mkdir -p $HOME/abs/ttf-openlogos-archupdate

ttf-arphic-umingのPKGBUILDをコピーして、これをもとにPKGBUILDを作成。
以下、PKGBUILDの内容。

pkgname=ttf-openlogos-archupdate
pkgver=1.0
pkgrel=1
pkgdesc='Openlogos (archupdate)'
url='http://www.tetonedge.net/code/conky/fonts/'
license=('custom')
arch=('any')
depends=('fontconfig' 'xorg-font-utils')
source=("http://www.tetonedge.net/code/conky/fonts/openlogos-archupdate.ttf")
noextract=("openlogos-archupdate.ttf")
sha1sums=('956f819e30621eabcd59d34ab1ed1acc9e7ff361')

install=install

package() {
 cd "${srcdir}"
 install -Dm644 openlogos-archupdate.ttf "${pkgdir}"/usr/share/fonts/TTF/openlogos-archupdate.ttf
}

ここで、sha1sumsは、sourceの行を記入した後

$ makepkg -g

を作業ディレクトリで実行することで得られる。また、sourceがtar.gz形式じゃない場合は、noextract=()でダウンロードファイルを展開しないように指定。
$srcdirと$pkgdirは作業ディレクトリのパスが入るらしい(?)


次に、作業ディレクトリにinstallファイルを作成。以下、installの内容。

post_install() {
 echo -n "Updating font cache... "
 fc-cache -f > /dev/null
 mkfontscale /usr/share/fonts/TTF
 mkfontdir /usr/share/fonts/TTF
 echo "done."
}

post_upgrade() {
 post_install $1
}

post_remove() {
 post_install $1
}


準備完了。あとは、パッケージ化とインストール。
$ makepkg -s
$ sudo pacman -U ttf-openlogos-archupdate-1.0-1-any.pkg.tar.xz

これで、/usr/share/fonts/TTF/にopenlogos-archupdate.ttfが入る。このフォントをconkyで使うとこんな感じ。



参考:
https://wiki.archlinux.org/index.php/PKGBUILD
https://wiki.archlinux.org/index.php/Arch_Build_System