2018年9月14日金曜日

IPv4とIPv6のプロトコルやサービスの違いのまとめ

IPv4とIPv6のプロトコルやサービス
インターネット接続をIPv6化しようと思い、プロバイダーやネットワーク機器を変えることにした。IPv6についてはほとんど知識がなかったので、導入前にIPv6について下調べした。

下調べした結果、プロトコルやサービス、機器の接続方法などでIPv6はIPv4と全くの別モノということがよく分かった。こんなに違うとは、想定外…(汗)

IPv6接続を使うと通信速度を高速化できるようになるが、知識がないと色んな落とし穴にハマって、うまく接続できなかったりパソコンやネットワーク機器の設定を間違えたりしてしまうと思う。

そこで、IPv6とIPv4の違いについて、分かったことを記事にまとめておく。IPv6導入を検討している人の参考になればと。


IPv6とIPv4のプロトコルやサービスの対応表
プロトコルやサービスについて、IPv6とIPv4間での違いを表にまとめてみた。

IPv6で通信したい場合、クライアント(パソコンのOS)が以下のIPv6機能に対応しているか、まず確認する必要がある。もちろん、Windows(Server 2008 / Vista 以降で標準)、Mac、iOS(iPhone)などのほとんどのOSがIPv6に対応している。(列挙した機能のうちの一部は、クライアントではなくルーターの機能。)

IPv6ルーターを自前で用意する場合、OSが以下のIPv6機能に対応しているか、IPv6バージョンのクライアントやサーバーを用意できるか確認が必要になってくる。ただし、光電話を契約する場合は、光電話の端末(ホームゲートウェイ)がルーター機能を有するため、その限りではない。

どうしても「光電話用ルーター+自前ルーター」を使いたい場合は、2重ルーターになるので相応の設定が必要となる。

IPv4 IPv6
IPアドレス 32ビット
(例 10.10.10.0)
128ビット
(例 2001:db8:abcd:0012::0)

※「リンクローカルアドレス」、「グローバルユニキャストアドレス」、「ユニークローカルアドレス」等、複数のアドレスを1つのクライアントが保有する。
ネットワークアドレス部の指定方法 サブネットマスクで表記。「/数字」で書く場合も。
(例 255.255.255.0)
「/数字」で表記。
(例 2001:db8:abcd:0012::0/64

※ネットワークアドレス部のことを「プレフィックス」と呼ぶ。それ以下のホスト部のことを「インタフェースID」と呼ぶ。
WANとの接続方法 PPPoE接続

※ID、Password認証必要
※ISPを介して接続。
IPoE接続

※ID、Password認証不要
※VNEを介してNGNに接続。
WAN側からのアドレス配信 グローバルIPが配信される。 プレフィックスのみが配信される。

※プレフィックスを受け取った後、ルーターやクライアントがインタフェースIDを作成し、各クライアントがグローバルIPを保有。
ルーターからのクライアントへのアドレス情報配信・アドレス決定方法

IP、DNS、ゲートウェイアドレス、サブネットマスク (IPv4)、プレフィックス (IPv6)などの配信
DHCP (v4) 以下の3方式が存在
・RAによるステートレス設定
・RAによるステートフル設定(DHCPv6使用)
・DHCPv6-PD
(RA: Router Advertisement)
IP-MACアドレス(L2アドレス)解決 ARP NDP
(近隣探索プロトコル。ICMPv6を使用。)
名前解決(正引き) DNS Aレコード DNS AAAAレコード

※IPv6の名前解決の通信には、IPv4通信を使う場合が多い。
ネットワークアドレス/ポート変換 NAT、NAPT 家庭用ルーターでは標準的でない。

※高機能なルーターはND proxy機能により、NAT66/NAT6のWANとLAN間を透過的に扱うこともできる。
IPv4/IPv6デュアルスタック - transix
MAP-E(v6プラス、v6オプション)

こんな別モノになっているとは、ほんと想定外でした…


参考:
[1]連載 IPv6 入門 – 第一回 IPv6 の概要 – Ask the Network & AD Support Team

スポンサーリンク

スポンサーリンク


関連コンテンツ


この記事をシェアする

0 件のコメント:

コメントを投稿