2014年2月27日木曜日

Arch Linuxでプリンタ設定 | CUPS, Canon MG5130ドライバ, GNOMEプリンタの設定

プリンタ印刷の設定を解説した最新記事は、Arch Linuxでプリンタ印刷です。こちらを参考にしてください。

Arch Linuxでプリンタ(Canon MG5130)が使えるように設定する。デスクトップ環境はGNOME3.10.2。プリンタはインクジェットのCanon MG5130。PCにUSBケーブルで、プリンタがつながっている。

#2014/11/23追記
2014/10/30あたりのcupsのアップデートでsystemdのユニット名が変わったので注意。libcups 2.0.0より古いバージョンは、cups.serviceで、libcups 2.0.0以上のバージョンはorg.cups.cupsd.service。

cupsのインストール(libcups 2.0.0以上のバージョン)
cups, libcupsをpacmanからインストールする。(gsfontsも必要らしいが、evinceの依存関係でインストール済み。)
# pacman -S cups libcups

cupsをsystemctrlから有効にする。
# systemctl enable org.cups.cupsd.service

cupsのインストール(libcups 2.0.0より古いバージョン)
cups, libcupsをpacmanからインストールする。(gsfontsも必要らしいが、evinceの依存関係でインストール済み。)
# pacman -S cups libcups

cupsをsystemctrlから有効にする。(公式wikiでは、cupsd.serviceとなっているが、cups.serviceなので注意!)
# systemctl enable cups.service

cupsが起動すると、プリンタの追加を選択できるようになる。cupsの設定の後は、ドライバの設定が必要。



#2014/11/23追記ここまで

libcupsのバージョンにかかわらず、プリンタを使えるようにするために以下の設定は必要。

プリンタドライバとsystem-config-printerのインストール
yaourtからプリンタドライバをインストール。自分が使っているプリンタにあったドライバをyaourtから探してインストールする。自分が使っているプリンタはCanon MG5130なので、MG5130のプリンタドライバをインストールする。MG5130専用のドライバはAURにないので、MG5200のドライバを、5100の設定でビルドして代用する。
$ yaourt -S cnijfilter-mg5200

PKGBUILDの、_nameと_idの行を編集する。
# Maintainer: Fortunato Ventre (voRia) 
# Current Provider: Custom Processing Unlimited (CPUnltd) 
#
# If you're going to adapt this package to other printer models,
# here is a list of printer names and IDs:
#
#   name - id
# -------------
#  mp250 - 356
#  mp280 - 370
#  mp495 - 369
# mg5100 - 373
# ip4800 - 375
# mg5200 - 374
# mg6100 - 376
# mg8100 - 377
#
# Just change the following variables accordingly:
_name=mg5100 ←mg5200から編集
_id=373 ←374から編集
.
.
.


これでPCからプリンタは見えるようになる。



ただし、これだけだと「追加」をクリックしても、「追加できません」とはねられる。プリンタを追加するためには、system-config-printerが必要。Arch Linuxではsystem-config-printer-commonやsystem-config-printer-gnomeなどのパッケージは、system-config-printerで置き換えられているらしい[2]。これも注意!

pacmanから、system-config-printerをインストールする。
# pacman -S system-config-printer

これでプリンタを追加できる。プリンタの電源を入れてから、「GNOME Settingsのプリンタ」->「プリンタの追加」を選択して、完了。




参考:
[1]CUPS (日本語)
[2]system-config-printer

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2 件のコメント:

  1. さらに org.cups.cupsd.service に変更になったようです。 https://archlinuxjp.kusakata.com/wiki/CUPS?rdfrom=https%3A%2F%2Fwiki.archlinux.org%2Findex.php%3Ftitle%3DCUPS_%28%25E6%2597%25A5%25E6%259C%25AC%25E8%25AA%259E%29%26redirect%3Dno#CUPS_.E3.83.87.E3.83.BC.E3.83.A2.E3.83.B3

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  2. コメントありがとうございます!

    2014/11/23に追記した時点でorg.cups.cupsd.serviceと記載していますが...
    もともと公式日本語wikiの表記が、cups.serviceとすべきところcupsd.serviceと間違って記載されていました。それとは、別にlibcupsのバージョンアップでユニット名がorg.cups.cupsd.serviceに変更になったという経緯です。

    2015/5/10現在、日本語のCUPSのwikiページのユニット名の表記は、全て最新のorg.cups.cupsd.serviceという表記に変わっていますね。今後とも、当ブログをよろしくお願いします!

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